スポーツ中に起こりやすい
捻挫・打撲・肉離れについて
捻挫、打撲、肉離れは、サッカーやバスケットボール、ラグビーなど、激しい動きのともなうスポーツで発症する場合があります。
とくに部活やクラブをされている方であれば、ケガをしても無理に運動を続けてしまう場合があるかもしれません。
しかし、身近なケガだからといって放置していると、痛みが長引くばかりか、筋肉の硬さや関節の動かしにくさが残ってしまう可能性もあります。
負傷をそのままにせず、なるべく速やかな対処を心がけましょう。
ここでは、捻挫・打撲・肉離れの発症原因と症状の特徴、ご自身で行える対処・予防法を詳しくまとめてあります。
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目次
このようなお悩みはありませんか?
こちらのページは、次のようなお悩みのある方に向けて書かれています。
- スポーツ中に足首をひねり、患部が紫色に腫れてきた
- 転倒して手を強くついたあと、手首が痛み出した
- ジャンプの着地時、ふくらはぎに強い痛みが走った
- 骨が折れているのか、ただの打ち身なのか判断がつかない
- また肉離れを起こさないか、不安がある
- 捻挫、打撲、肉離れをした際の対処法がよくわからない
捻挫・打撲・肉離れは
どういった外傷なのでしょうか?
捻挫の原因と症状について
捻挫とは、関節を固定するための靭帯や、その周辺の血管を損傷した外傷を指します。
とくに足関節捻挫(前距腓靭帯損傷)は、スポーツ時のケガとして最も多いといわれています。
【捻挫の主な原因】
正常の可動域を超えた関節運動が起こった際、靭帯を負傷することがあります。
足首の捻挫では、次のようなシーンが挙げられます。
・サッカーでバランスを崩し、足首を内側に強くひねった
・バスケットのジャンプの着地に失敗し、足を挫いてしまった
・野球のベースを踏み外してしまった
またスポーツだけではなく、日常生活においても、足を挫いてしまうことがあります。
・段差を踏み外した
・大きな石を踏んで、バランスを崩した
・溝に足がはまり、足首を強くひねった
これらのようなシーンが挙げられます。
●そのほかの捻挫
捻挫は足首に多くなっていますが、スポーツや転倒によっては、次のようにほかの関節を痛める場合もあります。
・転倒して手をつき、手首の捻挫をした
・交通事故の衝撃で、首を痛めた(むちうち)
・ジャンプの着地や急停止などで、膝の靭帯を痛めた
【捻挫の主な症状】
捻挫には、次のような症状が挙げられます。
●疼痛
関節周辺に痛みがあり、とくに痛めた靭帯部分に限局した圧痛がみられます。
また、組織の損傷が激しい場合は、安静にしてもジンジンと痛むことがあります。
●腫脹
炎症によって、患部が腫れて盛り上がってきます。
また、内出血が広がり、青紫色の皮下出血斑を認める場合もあります。
●関節の不安定性
靭帯の断裂がある2度捻挫以上では、関節の不安定性が生じる場合もあります。
・1度捻挫:靭帯が一時的に伸ばされた状態です。
・2度捻挫:靭帯の部分断裂を起こした状態です。
・3度捻挫:靭帯を完全に断裂した状態です。
固定や安静といった保存療法で回復が望めない場合、3度捻挫では手術が適用されるケースもあります。
打撲の原因と症状について
打撲とは、身体に大きな外力を受けることで、筋肉や血管といった皮下組織を損傷した外傷を指します。
転倒や衝突などによって、腕や肩、足の打撲がとくに多いといわれています。
【打撲の主な原因】
次のようなスポーツ中の転倒や衝突で身体の一部を強打し、打撲を発症する場合があります。
・ラグビーやアメフトなど、コンタクトスポーツでの激しい衝突
・野球のデッドボールを受けた
・バスケットボールで突き指をした
・格闘技の打撃を受けた
また次のような日常生活中にも、打撲は身近に起こる可能性があります。
・足を滑らせ転倒し、お尻を強くぶつけた
・足場から転落した
・家具に足の指を激しくぶつけてしまった
・重たい資材を足の上に落としてしまった
・交通事故(自転車と接触した、バイクにひかれて転倒した)
これらのようなシーンが挙げられます。
【打撲の主な症状】
●疼痛
軽度の打撲であれば、押した際に患部が軽く痛む程度です。
しかし、強くぶつけてしまった場合は炎症が広がり、安静にしてもジンジンと痛むことがあります。
●腫脹
炎症によって、患部が腫れて盛り上がってくる場合があります。
また内出血が広がり、紫色の皮下出血斑を認める場合もあります。
●機能障害
関節付近を強く打撲したり、筋線維の損傷が激しかったりする場合は、痛みで関節の可動域が狭まることがあります。
肉離れの原因と症状について
肉離れとは、筋線維や筋膜を損傷した外傷を指します。
瞬発的な動作によって、ふくらはぎや太もも(大腿四頭筋・ハムストリングス)を肉離れすることが多いといわれています。
【肉離れの主な原因】
筋収縮を起こすタイミングで、筋肉が伸ばされる方向に強い負荷が加わると、肉離れを発症する場合があります。
とくにスポーツ中の発生が多いといわれています。
・バスケットのジャンプの着地
・短距離走のスタート
・サッカーやラグビーなど、急な方向の切り替え
・ダッシュからの急停止
・ゴルフや野球のスイング
また、これらのような動作に加えて、筋肉のコンディションによっても肉離れを起こすリスクがあります。
たとえば次のような条件です。
・疲労や運動不足による、筋肉の柔軟性の低下
・加齢にともなう筋力の低下
・ウォーミングアップ不足の急な運動
【肉離れの主な症状】
●疼痛
負傷時は患部に激痛が走ることがあります。
とくに痛めた筋線維部分にピンポイントで圧痛があり、程度によっては陥凹を触れる場合もあります。
●腫脹
炎症によって、患部が腫れてきます。
また内出血が広がり、皮下出血斑を認める場合もあります。
●機能障害
筋線維が断裂するため、「筋収縮を起こす」「筋肉を伸張する」といった動作が痛みで困難になることがあります。
また、下肢を肉離れした場合は、激痛によって歩行困難になることが多いといわれています。
捻挫・打撲・肉離れへの
対処法と予防法
捻挫・打撲・肉離れが
疑われる場合の対処法
「関節を強くひねった」「身体を強くぶつけた」「筋肉にプチっと切れる感触があった」
など、捻挫や打撲、肉離れが疑われる場合は、速やかに「PRICE処置」を行いましょう。
【PRICE処置】
●Protect(保護)
患部が動かないように、包帯やテーピングなどで関節を固定します。
●Rest(安静)
靭帯や筋肉、血管といった組織の損傷を悪化させないよう、患部を安静に保ちます。
●Icing(冷却)
炎症の悪化を防ぐため、患部を冷却します。
ビニール袋に氷と少量の水を入れて、15分を目安に腫れている箇所を冷やします。
●Compression(圧迫)
腫脹の広がりを抑えるため、患部を圧迫します。
テーピングや包帯をはじめ、身近なものではタオル、ハンカチなどを患部に巻き付けるようにします。
●Elevation(挙上)
内出血量を抑えるため、患部を心臓よりも高い位置に挙上します。
PRICE処置は、あくまでも応急処置です。
受傷直後は見た目に変化がなくても、早めに医療機関や接骨院にみてもらいましょう。
内出血や炎症を悪化させると、その分症状の改善に時間がかかる場合があります。
また、適切な処置をせずに放置した場合は、関節の緩みや筋肉のしこりなどが、後遺症として残ることもあります。
【注意が必要な打撲】
打撲だと思っていたものが、骨折だったというケースもあります。
「飛び上がるほどの激しい圧痛がある」「歩く振動だけで痛みが響く」といった場合は、骨折が疑われます。
自己判断せずに、早めに検査を受けてください。
【ストレッチ・筋力トレーニング】
痛みや腫れがひいてきたら、ストレッチや筋力トレーニングなどで、徐々に患部を動かしていきます。
なるべく早い段階から動かしたほうが、血行が改善し、患部の治癒力が高まるとされます。
しかし、タイミングを間違えると再発する可能性もあるため、必ず医療機関や接骨院のアドバイスの元でリハビリを行うようにしてください。
普段から行える
捻挫・打撲・肉離れを予防する方法
捻挫・打撲・肉離れを起こさないように、普段から予防に力を入れておきましょう。
具体的には、次のような対策が挙げられます。
●ウォーミングアップ・クールダウンを行う
急に運動をはじめると、筋肉や関節を痛める可能性があります。
軽いジョギングや体操など、ウォーミングアップは必ず行うようにしてください。
また運動後は、硬くなった筋肉をしっかりと伸ばし、疲労が抜けやすい状態を作るようにしましょう。
●お風呂上がりのストレッチ
習慣的なストレッチによって、身体の柔軟性を高めておきましょう。
肉離れの予防には、太ももやふくらはぎのストレッチがとくに有効とされます。
呼吸をしながら、30秒ほどかけて緩やかに伸ばすことが、ストレッチのコツです。
・ふくらはぎのストレッチ
①足を前後に開いて立つ。
②後ろ側の足はかかとをつけたまま、重心を前に移動して、ふくらはぎの筋肉を伸ばす。
左右バランスよく伸ばしてください。
・太もものストレッチ
①膝を曲げて、かかとをお尻につけるようにする。
②上体を後ろに倒すと、太もも前側の筋肉が伸びる。
また、膝を伸ばした状態で上半身を前に倒すと、太もも裏側の筋肉をストレッチできます。
左右、前後でバランスよく伸ばしてください。
●筋力トレーニング
筋力が低下していると、スポーツ時に筋線維を損傷するリスクがあります。
スクワットによって、足腰の筋力を鍛えておきましょう。
自然に立ち「つま先と膝の向きをそろえる」「膝が前に出ないようにする」の2点に気をつけ、お尻を真下におろしていきます。
10回2〜3セットが目安です。
●テーピングを貼る
テーピングによって関節を固定しておくと、捻挫の予防になると考えられています。
とくに一度靭帯を伸ばすと、関節が緩みやすくなる傾向にあります。
捻挫の既往がある方は、スポーツや肉体労働中はテーピングしておくことをおすすめします。
二俣川ふれあい接骨院の
【捻挫・打撲・肉ばなれ】
アプローチ方法
日常生活で捻挫や、打撲をする危険は多く潜んでいると考えられます。
転んで足首を捻ってしまった、ぶつけてしまったなどは誰にでも起こりうるハプニングです。
また、スポーツをされる方で多いのが肉離れです。
ウォーミングアップ不足で筋肉の柔軟が足りていなかったり、急激に過度な負荷が筋肉にかかったりした際などに筋・筋膜を損傷する可能性があります。
どれも損傷度によって痛みの程度は変わりますが、捻挫・打撲・肉離れを甘くみていると筋肉や関節が固まるなどの後遺症を残すこともあります。
後遺症を残さないためにも早期の処置をおすすめします!
当院では受傷直後の炎症期ではアイシング・超音波治療器にて消炎処置を行い、固定やテーピングを施します。
ハイボルテージは高電圧が瞬間的に深層筋まで到達し、神経の興奮を抑えるため鎮痛作用が期待できます。
高気圧酸素カプセルは血中の酸素濃度を高め、身体の隅々まで酸素を行き渡らせることで細胞の再生時間を大幅に短縮される効果が期待できるため、ケガの早期改善にも有効とされています。
※酸素カプセルは妊娠中や持病のお持ちの方などでご利用いただけない場合がございますので、まずはご相談ください。
著者 Writer
ナカソネ カズマ
仲宗根 数馬- 所有資格:柔道整復師
生年月日:2月22日
血液型:A
出身:神奈川県横浜市
趣味:映画鑑賞・筋トレ
得意な施術:筋膜リリース
◆ご来院されるお客さまへひとこと
痛みを根本的に改善させるためには、日々の生活の中で痛みの原因となっていることを把握して対処していく事が必要になります。
ひとりひとりの話をしっかりと聞き、原因を探り出して根本改善を目指していきます!
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