施術後の好転反応について
第3回目のテーマは【施術後の好転反応について】です
こんにちは、受付の渡邉です。
今回は好転反応についてお話します。
好転反応は揉み返しと同じものと勘違いされやすいです。
このコラムでは好転反応と揉み返しの違いや、好転反応が起こる理由と好転反応を少なくする方法をお伝えするので是非参考になさってください。
揉み返しという言葉はご存じの方も多いと思います。
強い力でマッサージを受けた後にその部位が痛み重く感じるのをイメージすると思います。
私もネイルサロンでハンドマッサージを受けたら親指の付け根が痛くなって心配した経験があります。
一時的な痛みとはいえ、とても不安でした。
二俣川ふれあい接骨院に来院される方の中にも他の治療院を利用した際に
揉み返しが凄くて通うのを辞めてしまった。
担当者を変えたが結局行かなくなった。
などのエピソードを話される方も多いです。
体を良くしたいと思って来院された方に不安や痛みを感じさせてしまうのはとても悲しいことです。
このコラムでは好転反応について詳しくまとめてみようと思います!
好転反応と揉み返しは似ているようで全く異なる現象ですのでご注意ください。
【揉み返しとは】
必要以上に強い力で押すことで筋肉や筋膜を損傷してしまい、筋肉自体に炎症が起こっている状態です。
マッサージで強すぎる施術は揉み返しになるリスクがあります。
【好転反応とは】
施術を受けた日の夜から翌日にかけて(個人差がありますが、二日程度の場合が多いです)
筋肉痛や体のだるさや疲れなどの症状が出ることの総称です。
【好転反応の起こりやすい人とは】
好転反応は個人差がありますが、マッサージや施術に慣れていない方は出やすい傾向にあります。
体質によって出やすい人とそうでない人がいます。
筋肉の硬さや血の巡りの悪さと関係していて、好転反応の期間も体の状態が悪い場合には長引き強く出ます。
またマッサージや施術に慣れている人でも、今までと違う刺激が入れば好転反応が起こります。
施術で普段動かさない筋肉の細部まで刺激が入ることで、全身に怠さや眠気が出る事があります。
普段運動を習慣化されている方や、家事育児などで身体を動かしている方であれば通常通りの日数または施術後の好転反応は全く感じない場合もあります。
日常の動作(歩く・階段の上り下り・荷物の持ち運びなど)程度の動きが出来る状態であれば特に心配はいらないと思います。
病気や手術で横になっている時間が長かった方や、膝や腰などの痛みをかばって日常動作に制限がある方などは、好転反応が起こる可能性が他の方よりも高くなります。
【好転反応の思い出】
私は初めて院長先生の施術を受けた時は全身の筋肉が硬くなった状態でしたので、好転反応は一週間ほど続きました。
これは流石に長すぎます。
私の場合は手術後に5か月ほど安静を守っていて、自由に動く許可が出てからすぐの事でしたので筋肉の硬さは通常よりも強かったと思います。
当時は歩くのも休みながらの状態で走ることは出来ませんでした。
(現在は元気いっぱいでスポーツジムに通って筋トレをするくらいなのでご安心ください)
私のように本来は2日程度言われる好転反応が一週間続くのは稀です。
いままで院長先生が施術した人の中で最長期間みたいです…
【好転反応の経過の例】
私の好転反応の経過は
初めの施術後一週間の間に熱っぽさや怠さと筋肉痛のような痛みがありました。
2回目の施術後は3日間の好転反応
3回目の施術後は2日間の好転反応
4回目以降は施術翌日の好転反応
というように期間は短くなっていきました。
【施術回数が増えるほど好転反応が出にくくなる】
現在は施術を受けた当日に少し眠さが出るくらいで、寝て起きた翌日には全く問題ない状態になっていますので、初めは好転反応が出てしまった場合にも徐々に期間や強さが変化して気にならなくなるのでご安心ください。
【好転反応が起こる理由】
好転反応が強く出た場合は言い換えると
普段動いていなかった筋肉に刺激が入り身体の変化が始まった証です。
この反応は体が変わるために出るものなので、ご安心ください。
先程お話した私のように医師から運動制限を受けているのは例外とも言えますが、普段の日常動作で使う筋肉の量は人それぞれです。
筋肉量や水分の量は年齢によって何もしなければ減少する一方です。
しかし何歳になっても筋肉は増やすことができます!
筋膜リリースで筋肉の柔軟性をあげることで、体が動かしやすくなり血行促進も出来るので筋肉には良い影響があります。
はじめて施術を受けた後に好転反応が出て不安になってしまう気持ちが私にはよくわかります。
自分の経験をお話しすることで、来院される方の施術の不安が少しでも減らせれば嬉しいです!
好転反応が出たことで施術を受ける事を辞めてしまうのが一番勿体ないのです。
院長先生もみなさんとご相談の上で適切な施術をされます。
ご自身の筋肉や身体の状態で生じた好転反応は、施術が身体にとっていい影響を起こしている証拠です。
【施術の刺激は調節出来ます!】
痛みに抵抗がある方や苦手な方には刺激の量を調節することが可能ですので、問診時にご相談くださいね。
施術に関しては痛みを感じるほど強い方が効果は高いと思われるかもしれませんが、決して強さが効果に直結するわけではありませんので遠慮なくおっしゃってください。
筋膜リリースの施術は筋肉が硬くなっている場合に部位によって痛みを感じることがありますが、施術の回数を重ねる事で身体の柔軟性が増すので最終的にはリラックスして寝てしまうほどになる方がほとんどです。
動かしている筋肉は伸び縮みしていて柔軟性がありますが、使わずに硬くなると周囲と癒着を起こしていることがあります。
手術やケガの経験がある方は特にイメージしやすいと思います。
古傷の部分が突っ張る感覚や皮膚にある違和感などが癒着です。
その癒着が身体の内部の筋肉や筋膜に起こっていて、施術で動かすことで引っ張られるような感覚や違和感などが起こります。
身体が正常なバランスを取り戻し整うことで姿勢が良くなり、痛みの起こりにくい身体へと変化していきます。
【好転反応を少なくする方法】
好転反応を緩和するためには十分な水分補給と睡眠が効果的です。
施術前と後にコップ一杯のお水を飲むのがおすすめです。
運動後に身体が疲労を感じて眠気が出てくる経験はみなさんあると思います。
筋膜リリースなどで全身の筋肉を動かしているので、運動した後の状態と同じようになります。
横になって施術を受けているだけで運動と同じくらい身体を動かしていると聞くと驚きますよね。
疲れや疲労感を感じたらまずはゆっくりと休んでくださいね。
お休みの日やお休みの前の日に筋膜リリースを受けに来る方も多いです。